指先で描く淡い日常

NEWS手越祐也・ジャニーズWEST中間淳太担のジャニヲタが好き勝手語るブログ

ジャニヲタじゃない友達をNEWSのWhite魂に連れてった話

半年も前の話になるが、私はジャニヲタではない友達とNEWSのWhite魂名古屋公演に行ってきた。

その一部始終をいまさら聞いてほしい。

これは私が友達をNEWSファンにしてやろうと頑張った、儚く短い冬の話である。

 

まず話は2012年にさかのぼる。

私は初めてNEWSのコンサートに当選した。そうNEWS再出発の美しい恋にするよである。東京住みではないうえ、中学生だった私は神戸公演に行く予定だった。

そのことを後にWhite魂に一緒に行くこととなる同じクラスの友達(以下Yちゃん)に話したのだ。

 

私「今度NEWSのコンサート行くんだー」

Yちゃん「えー、なんで誘ってくれなかったの?」

私「へぇ!?行きたかったの!?もっと早く言ってくれたらよかったのに」

Yちゃん「それ別の友達にも言われたw」

私「じゃあ今度は誘うね」

Yちゃん「うん」

 

これは私が中学1年生だったころの話だ。

そして時は過ぎ、2年生になった。

だが私はYちゃんと違うクラスになり、2013年のコンサートは誘うことができなかった。

周りにNEWSファンのいなかった私は一人でコンサートに行った。さみしかった。

 

しかし、私はこの年に別の友達をNEWSファンにすることに成功した。

永遠とNEWSの良さを語り続けたおかげで、昔シゲのファンでもあったその子はあっさりとNEWSに堕ちた。

その勢いのままファンクラブにも入ってくれた。

幸福魂がいかに楽しかったかを力説し、来年のコンサートは一緒に行こうねと約束した。

 

また季節は過ぎ、私は中学3年生になり、Yちゃんとはまた同じクラスになった。

 

だが、この2014年の春、大事件が起こった。

去年の夏にNEWSファンになったはずの友達が1年も経たぬうちにファンをやめてしまったのだ。

コンサートが決まったら一緒に行こうという約束もなくなってしまった。

今年は誰と行けばいいんだろう。もう一人は嫌だ!

だがその心配は杞憂だった。夏にコンサートは行われなかったのだ。

 

そして冬になった。NEWSのコンサートが決まった。

夏の『誰と行けばいいのか』という問題がまた出てきてしまった。

どうしようと悩んでいた時にふと思い出したのは中1の頃のYちゃんとの会話。

 

Yちゃん「えーなんで誘ってくれなかったの?」

私「じゃあ今度は誘うね」

Yちゃん「うん」

 

 

「今度は誘うね」「うん」

 

これだ!!と思った。この子を誘うしかないと。

 

しかし、まだ問題がある。

ジャニーズのコンサートは値段が高い。NEWSで7000円以上する。

好きでもないグループに7000円も出してくれるか?

 

そして最も重大なのは

Yちゃんは全くジャニヲタではないということだ。

ジャニヲタなら嵐ファンだけど、NEWSもちょっとは好きだから行こうかなーとなるかもしれないが、Yちゃんはジャニーズに興味がないのである。

NEWSのメンバーで名前と顔が一致するのは手越ただ一人。

後の3人はエブリーの人、テゴマスのマスのほう、もう一人って誰?状態だ。

大丈夫なのか?一緒に行くと言ってくれるのか?

でもなんで誘ってくれなかったの?と聞いてくれたのだ!いける!

当たって砕けろの精神で私は聞いた。

 

私「3月にNEWSのコンサートあるんだけど一緒に行かない?」

 

ドキドキ…ドキドキ…恐ろしいほど私は緊張していた。

一瞬の沈黙の後…

 

 

 

 

Yちゃん「ほんとに!?行く行く!!!」

 

まじかーーー!!!!超あっさり「行く行く」って!

あまりにあっさりで私はひょうし抜けし、思わず聞き返した。

 

「え?ほんとに?」

 

自分から誘っといて何言ってんだ。

 

Yちゃん「うん!いいの?」

私「そりゃもちろん!」

 

そして第2の関門。

 

私「チケット7000円するけど大丈夫?」

Yちゃん「まじか…」

 

急に雲行きが怪しくなってきた。これは断られるパターンかもしれない。

 

Yちゃん「お母さんに相談してみるね」

私「わかった」

 

Yちゃんのお母さん、お願い!もう一人は嫌!

私は会ったこともない友達のお母さんに願った。

 

次の日…

 

私「どうだった」

Yちゃん「いいって言ってくれた!」

私「本当に!?7000円OK!?」

Yちゃんそれ言ってない

え?

Yちゃん「亜和(私のこと。仮名)とNEWSのコンサート行ってくるねって言った」

私「金額言わなくていいの?」

Yちゃん「当たってから7000円頂戴って言えばいいでしょ」

心の声(いや、絶対よくないでしょ…)

私「そっか!まあ当たらないかもしれないしね!」

Yちゃん「大丈夫!私、運いいから当たるよ!」

私「え、当たってから払えないから無しでとか言わないでね?」

Yちゃん「大丈夫、大丈夫」

 

本当にこれで大丈夫なのか?

いきなり7000円頂戴って言っていいのか?

私はいきなり7000円くれと言われる友達のお母さんに同情した。

 

そして腑に落ちぬまま、私は2人分のチケット代を振り込んだ。

 

 

当落発表日…

 

私は死ぬほど電話を掛けた。つながらなかった。

落選者には落選メールが届いているらしい。

私はまだ来ていなかった。

泣いた。私は死ぬほど電話を掛けたあと死ぬほど泣いた。

自分が誘っているから当てなきゃいけないというプレッシャーもあったんだろう。

 

私(関西出身)は家で

 

私「落選メール来てない!!(泣)当たってるんかな!?当たってるんかな!?(泣)

でも期待して落ちてたらどうしたらいいん!?嫌や!でも期待しちゃうやんかー(泣)」

母「うるさい」

弟「お姉ちゃん、泣かないで…」

 

というわけのわからないことをしていた。

 

今まで私は当落発表で泣いている人を見るとなんで泣いてるんだろう。泣く必要なくない!?と思っていた。

謝りたい。今、心から謝りたい。そんなこと思っててごめんなさい。

そしてその頃の自分を殴りに行きたい。

今私、当落発表で死ぬほど泣いてます

 

結局、その夜はつながらず、明日の朝イチで掛けようと眠りについた。

 

次の日の朝。午前6時である。

ポチポチ…ガチャ「ただいま大変混みあっています」

 

え?

 

まだ混みあってんの?午前6時だよ!?何してんの!?

みんな考えることは同じだった。まだつながらなかった。

 

掛け続けること20分。

ついに「ナビダイアルでおつなぎします」

つながった。当選してた。

 

だが昨日泣きすぎたからなのかそれほど泣かなかった。

当選の瞬間よりその前のほうが泣いてる女ってなんだ。

 

私は学校に着くなりYちゃんに報告した。

 

私「NEWS当選してたよ!!」

Yちゃん「まじでー!?よかったー!」

私「じゃあ7000円お願いします」

Yちゃん「そうだ、お母さんに言ってないんだった。もらえるように頑張るわ」

私「もらえないと困るけど、とりあえず頑張れ」

 

次の日無事Yちゃんはお金を返してくれた。

 

私「どうだったの」

Yちゃん「いきなり1万頂戴って言ったらは?って言われた」

心の声(そりゃそーだ)

Yちゃん「でもNEWSのコンサートで使うから!って言ったらくれた」

私「よかった。楽しみだね」

 

 

その日から

私「盛り髪はダメだからね!」

Yちゃん(髪短い)「これでどうやって盛れっていうのw」

 

私「ヒールだめだよ!」

Yちゃん(身長165以上)「わかった」

 

Yちゃん「エブリーの人かっこいい」

私「小山くんだよ!」

 

私「ピンクの服着てったら手越ファン、黄色ならまっすーファン、緑なら加藤くんファン、紫なら小山くんだと思われるから!」

Yちゃん「じゃあ紫着てく」

私「私は全身ピンクで行くから!」

Yちゃん「は!?恥ずかしいからやめて」

私「大丈夫!淡いピンク!ショッキングピンクとかじゃないから」

Yちゃん「よかった」

 

なんてことを話した。

 

チケットも届いた。

開ける前に、立ち見だったらどうしようってまた泣いた。

 

私「7000円も払わせてるのに立ち見だったら!(泣)

私、席運ないんやもん!今までのコンサート全部2階やで!(泣)」

母「うるさい」

弟「お姉ちゃん、泣かないで…」

 

アリーナだった。

 

次の日友達に報告。

 

私「昨日チケット届いたよ!」

Yちゃん「まじで?席どこだったの」

私「アリーナだったよ!すごくない!?」

 

とここでYちゃん衝撃の一言。

 

Yちゃん「アリーナってどこ?」

 

そっからかーーーーーい!!!

 

私「あの…何ていうか、段差ないとこ!すっごい席!!」

Yちゃん「??うん、じゃあよかったね」

 

 

そんなこんなでコンサート当日。

 

私「思ってたよりピンクじゃないでしょ?」

Yちゃん「うん。よかった」

私「紫だね」

Yちゃん「昨日買った服だよ」

私「あれ?ヒール履いてる」

Yちゃん「あ、ダメなの忘れてた」

私「まあ会場内では脱げばいいか」

 

会場到着

 

 この日のグッズ売り場は想像以上にすいていて、

 

私「めっちゃすいてる!やばい!」

Yちゃん「え?これですいてるの?人めっちゃいるよ?」

私「え?めっちゃ少なくない?」

 

10分ほど並んだら買えた。

前のコンサートで2~3時間並んでたのは何だったんだってぐらいすいていた。

 

しかしYちゃんは何も買わなかった。

(ペンライトは前に私が買ったものを貸す約束をしていた)

 

私「なんか買わなくていいの?」

Yちゃん「いらない」

私「カレンダーとか」

Yちゃん「飾らないからいいよ」

 

グッズを買った後、暇なので名古屋駅に行った。

名古屋は想像以上に何もなかった。

 

仕方なく会場に戻って椅子に座ってのんびりしていた。

 

私「そういえばタオルちゃんと持ってきた?」

Yちゃん「え?持ってきてないよ」

私「え!?持ってきてって言ったじゃん!使うよ!(恋祭りで)」

Yちゃん「忘れてた。別になくてもいいんでしょ?」

私「まあなくてもいいけど…ほとんどの人は持ってると思うよ」

Yちゃん「グッズにタオルあるの?」

 

チャンスだ。グッズを買わせるチャンスだ。

 

私「あるよ!めっちゃ可愛いの!」

Yちゃん「何円?」

私「2000円」

Yちゃん「たっか!無理無理無理」

私「でも白一色だからさ、今後も使えるよ」

Yちゃん「でもえー2000円か…」

私「みんな持ってるよ!」

Yちゃん「わかった、買ってくる」

私「いってらっしゃい!!」

 

成功した。タオル一枚だけだが買わせた。

 

私「おかえり」

Yちゃん「ただいま」

 

ガサガサ(袋から出す音)

Yちゃん「はい」(袋のごみを渡す)

私「いらんわ!」

 

バサッ(タオルひろげた音)

Yちゃん「なんかトイレのタオルみたい

私「そんなこと言うなよ!!」

 

 

そして会場に入った。

恐ろしいほどに近かった。

 

私「近い!近い!やばい!!」

Yちゃん「うわーーー!すごい!!!」

 

コンサート中は楽しんでくれたようで、NYAROでは一緒に叫んでくれたし、MCも笑ってくれていた。

 

少し話がそれるが、私の入ったこの名古屋2日目2部で目撃した小山ファンサ事件を聞いてほしい。

大したことはないのかもしれないが、間近で見ていた私の中では大事件だった。

 

ある曲で小山くんは私の目の前にやってきた。

そして、私の前の人のうちわを見て、その人を指さして去っていった。

前の人はすごく喜んでいて私はいいなあと思って見ていた。

 

するとその2曲後ぐらいにまた小山くんが来た。

そしてまた同じ人を指さして去っていった

 

チョトマテ チョトマテ小山さーん

 

今同じ人に同じファンサしたよね?

え?どういうこと?

 

同じメンバーが同じ人に同じファンサをするのはよくあることなのか?

私は初めて見たのだが、前の人の喜びようはハンパなかった。

 

そんなに前の人が小山くんのタイプの人だったのか?

それともそんなに目立つうちわだったのか?

しかしその後、前のお姉サマーがファンサをもらうことはなかった。

よくわからない。

 

2回同じ人にファンサできるならその後ろにいる私にもしてくれ!!

そんなことを思ったコンサートだった。

 

そして終演後。

 

Yちゃん「楽しかったね!!私、小山くんと目が合ったよ!」

私「ほんとに?小山くん同じ人に2回ファンサしてったよね」

Yちゃん「え、見てない」

 

ここで一度確認しておきたいのは、私はこのコンサートで友達をNEWSファンにしてやろうという計画があったのだ。

コンサートを見てハマったという人は多い。

私には話だけでファンにした過去だってあるのだ。きっといける。そう思っていた。

 

Yちゃん「私、決めた」

 

こ・れ・は!!!!キターーーーー!!

絶対”今日からNEWSのファンになる”って言うやつだ!

もしかしたら”小山くんのファンになる”かもしれない。

いやまずは”NEWS気になるからCD貸して”か?

 

よし、何でもばっちこい!!!!!

 

 

 Yちゃん「私、決めた」

私「何を?」

 

ドキドキ…ドキドキ…

 

 

 

 

Yちゃん私、明日から小山くんの髪型にする

 

 

 

 

 

 

 

は?

 

私「え?どういうこと?」

Yちゃん「小山くんかっこよかったから明日から髪型マネする」

 

Yちゃんはとてもすがすがしい表情でそう言った。

私はあいまいに微笑むことしかできなかった。

 

私の計画は失敗した。

 

 

コンサートの日にはもう中学の卒業式は終わっており、私たちは違う高校に進んだため、この日以来Yちゃんとは会っていない。

 

しかし、Yちゃんのもとには帰りに「荷物多すぎて持てないから貸して」と言われて貸した私のバッグ(予備で持って行ったやつ)が、

私のもとにはYちゃんが忘れていったイヤホンがあるのだ。

 

このコンサートのDVDが発売されたときには、

イヤホン返したいから&バッグ返して&私たち映ってるかもよ!(カメラがすぐそばにあった)という理由で誘い出し、

一緒にDVDを鑑賞してファンにしてやろうという新たな計画を立てている。

 

今度こそうまくいくはずだと私は信じている。

 

おしまい